世界中に蔓延した新型コロナウイルスのパンデミックは、グローバルレベルでの社会の在り様も変えてしまいました。またAIや量子コンピューティングと言った先端テクノロジーの目覚ましい進化は、ビジネスのみならず人々の日々の暮らしまで拙速の変化を促しています。
こういった変容、変化の時代においては、個々の固有知のみで対応して行くのは困難になりつつあり、ネットワーキングを前提とした共有知の蓄積が益々重要になって参ります。企業におけるイノベーションの実践も、最近では閉じた(クローズドな)形から、より開いた(オープンな)形が標榜されています。その意味では、アジアのゲートウエイである福岡にキャンパスを持ち、九州最大の規模を誇る福岡大学をプラットフォームとして、OB/OGの経営者を中心とする会員企業と大学がこの産学連携協議会の活動を通じて連携を図っていく事は、双方にとって大きなメリットをもたらすでしょう。
①研究連携、②ビジネス振興、③人材育成といった分野で具体的に連携し、それぞれの固有知を共有知へと昇華させ新たな付加価値を創造していく事で、会員企業と大学との間で大きなシナジーを発揮していく事を目指して参ります。
2014年にスタートした本協議会を更に盛り上げて行く為に、私も微力ながら尽力していく所存ですので、会員各位の積極的な参画とご協力をお願い致します。
福岡大学産学連携協議会 共同代表
隈 扶三郎
(株式会社西部技研 代表取締役社長)